協会のご案内

理事長ご挨拶
このたび、第10期・第11期の理事長に就任いたしました小薮でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

当協会は、神奈川県内の介護支援専門員1,164名、賛助会員14団体、協力団体43団体(2025年3月31日現在)で構成される職能団体です。その活動目的は、「神奈川県における質の高いケアマネジメントの実現」、「保健・医療・福祉のチームケアの推進」、「高齢者の福祉の増進と公共の福祉への寄与」という三つの柱に基づいております。

介護保険制度は、2000年に「介護の社会化」を目的にスタートし、2025年には地域包括ケアの実現を目指す節目を迎えました。しかしながら、高齢化の進行、高齢単身世帯の増加に伴う孤独・孤立の深刻化に加え、ヤングケアラーやダブルケア、8050問題といった複雑化する生活課題への対応がますます求められております。

社会構造が大きく変化し続ける中でも、国民・県民の願いは、いつの時代も「住み慣れた地域で、安心して、自分らしく生きる」ことに他なりません。そしてその願いに寄り添い、支える役割を担う介護支援専門員の使命は、今後さらに重要性を増してまいります。

私自身、「ケアを社会のまんなかに」という想いを胸に、介護支援専門員の専門性が尊重され、その声が政策や社会に届くような協会運営を目指してまいります。併せて、ICTやデジタル技術の活用、介護支援専門員の専門性の深化、そして次世代を担う人材の育成にも力を注ぎ、持続可能なケアマネジメントの基盤づくりを進めてまいります。

会員の皆さまお一人おひとりの実践と声が、これからの地域ケアの姿を形づくります。どうぞ積極的にご意見・ご提案をお寄せいただき、共に学び合い、育ち合う協会として歩んでまいりましょう。

また、行政機関や関係団体、市民の皆さまとも連携を深めながら、「ともに生き、ともに支え合う地域づくり」に向けて協働し、介護支援専門員の専門性を最大限に発揮できる環境整備にも尽力してまいります。

今後とも、当協会の活動に対しまして、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


令和7年5月31日
一般社団法人 神奈川県介護支援専門員協会
理事長 小薮 基司

設立趣旨

これからの超高齢社会において、一人ひとりの高齢者等が身近な地域で豊かな自立した生活を送るためには、要介護等の状態になった場合に、生活全般を支える質の高い介護サービスが利用できることが大切です。

そのためには、介護支援専門員が高い倫理観を持ち、利用者の立場にたった質の高いケアマネジメントを実践することが求められます。

こうした理念を実現するためには、自治体や関係団体との連携・協力のもとに保健・医療・福祉のチームケアを推進するとともに利用者本位の介護支援専門員を養成し、利用者を支えるネットワークを構築する必要があります。そこで、県内で活動している介護支援専門員とその活動を支援する個人及び団体が中心となって、こうした取り組みを推進する組織として神奈川県介護支援専門員協会を設立するものです。
「質の高いケアマネジメントの実現のため、保健・医療・福祉のチームケアの推進等に関する事業を行い、要介護者等の生活全般の支援に寄与する」ことを組織のビジョンとして、次の事業に取り組んでおります。
  1. 介護支援専門員生涯研修体系構築・推進事業
    資質向上を実現できる研修体系構築の検討、研修の実施・支援を行う。
  2. 研修事業
    資質と支援能力向上を目指す各種研修を協力団体と連携を図り実施。
  3. 神奈川県介護支援専門員研究大会
    ケアマネジメントの質の向上のため、学術大会の開催。
  4. 地域連携事業
    地域で活動している介護支援専門員関連団体との連携を図る。
  5. 広報・出版事業
    機関誌、ホームページの活用による関する情報提供を行う。
  6. 制度改正・調査研究事業
    介護支援専門員の働く環境の整備と地位向上を図るため、実態調査を行い、介護保険制度に反映させるため、関係機関へ提言を行います。
  7. 協力団体会員会長会議の開催
    市町村介護支援専門員関連団体との連携・協働等を推進・検討する。
  8. 災害支援事業
    自然災害で被害を受けた被災地の支援を現地機関等と連携して行う。
  9. 一般社団法人日本介護支援専門員協会との連携
    介護支援専門員全国団体の神奈川県支部として連携を図る。

公開情報

令和6年度 事業報告

令和6年度 事業報告(509.1KB)

令和6年度 決算報告

令和6年度 決算報告(481.8KB)

令和7年度 事業計画

令和7年度 事業計画(391.2KB)

令和7年度 予算書

令和7年度 予算書(238.7KB)